第43章 〜43〜番外編②
朝になり、目が覚めると政宗は居なかった。
急に寂しくなり、布団を握りしめる。
「……どこ行ったのかな……?」
「、起きたか」
声がした方を振り替えると、お盆を手にした政宗が居た。
「おはよう……」
「あぁ」
「それどうしたの?」
「朝餉作ってきた。ほら、早く支度しろ」
「……うん!」
私は立ち上がると支度をして政宗の元へと向かった。
「ふふ、嬉しいな」
「んー?」
「政宗のご飯美味しいから」
「そうか?ほら」
目の前に置かれた料理は朝作ったにしては手が込んでいて感心してしまう。
「すごい……美味しそう……」
「ふ、やっぱり食い物前にするといい顔するな、は」
「だって、美味しいもの好きだもん」
「だな。ほら、冷める前に食え」
「うん。頂きます」