• テキストサイズ

イケメン戦国〜未来を夢見る〜

第30章 〜30〜








3人で御殿を出ると、政宗が私の手をすっと離した。
残念に思いながらも、秀吉さんに茶化されるのが嫌で大人しくしていると、政宗が私の頬を撫でた。


(秀吉さんがいるのに……やめてよ……)


恥ずかしいからやめて欲しい気持ちと、嬉しい気持ちで揺れ動いていた。


「じゃ、またな」

「う、うん」

「秀吉、よろしく頼む」

「ああ。」


秀吉さんに私を頼むと、政宗は来た道を戻っていった。


(ったく……)


秀吉さんはため息をついて私をみた。


「はぁ……お前ら、見せつけてるつもりか?」

「ち、違うよ!そもそも私は何もしてないじゃない」

「わかってるって」


赤い顔でムキになるを、頭を撫でて落ち着かせる。


「まあ、仲が宜しいみたいで何より」

「……もう。」

「ほら、行くぞ」

「うん」



秀吉さんと光秀さんの御殿へと向かう。



「あー、何聞かれるんだろう」

「あいつのことだ、きっとお前をからかうつもりなんじゃねぇのか?」

「私もそう思う……」

「ま、あいつが変な事言い出したら、俺が止めてやるから安心しろ」

「うん。やっぱり秀吉さんが付いてきてくれてよかった。」

「そうか?」

「うん。心強いよ」

「ならよかった」







/ 483ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp