• テキストサイズ

イケメン戦国〜未来を夢見る〜

第23章 〜23〜






優鞠と2人向かい合って朝餉を食べていると、後から声をかけられた。



「様、おはようございます」

「あ、お珠さん!おはようございます」

「おはようございます」

「優鞠もおはよう。ふふ、2人はもう仲良しみたいね」

「はい。優鞠が良くしてくれて助かってます」

「優鞠は優しい子ですからね。様の専属女中に優鞠が選ばれて安心したわ。まだ若いけど、仕事はちゃんとこなせる子だから」

「……そんな……」

「ふふ、優鞠照れてる」

「だって……褒められるのに慣れてないんですもの……」

「ふふ。」




お珠さんと顔を見合わせて笑いあった。



「そうそう、様、ここでの生活は慣れてきましたか?」

「はい。皆さん良くしてくださるし、毎日楽しいです」

「それはよかったです」

「今日は色んな仕事を見せてもらおうと思ってて」

「あら、どうして?」

「私もこのお城で何か仕事をさせてもらいたくて」

「そんなことしなくても……」

「いえ、やりたいんです。ほんとの姫だって訳でもないし、遊んで暮らすのは性にあわないので……」

「そうでしたか。なにかやりたい仕事はあるんですか?」

「そうですねぇ……」



私が考えを募っていると、優鞠の背後から人が近づいてくるのが見えた。



/ 483ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp