第23章 〜23〜
「……優鞠……どうしたの……」
「いや……私も驚いたんだけど……を起こしに行こうと思ったら部屋の前で光秀様と会って……それで。」
「そっか……光秀さんって……なんか苦手なんだよね……」
「私もお話したのは今が初めてだけど……わかる気がする。」
「でしょ?なんか何考えてるかわからないから怖いっていうか……」
「そうだね……織田軍の家臣の中でも、光秀様のことよく思ってない人も少なからず居るみたいだし……」
「そうなんだ……」
「秀吉様と仲良くないって噂も聞くけど……」
「ふぅん……(まさか本能寺の変が明智光秀の裏切りって説に関係するのかな……)」
「気をつけてね……明日……」
「え、優鞠着いてきてよ」
「えー……」
「そんな心底嫌そうな顔しないでよ……」
「だって。それに光秀様は私が居ること良く思わないと思うよ?」
「そうかな……」
「多分ね」
「うー、1人で行くのやだなぁ……」
「まあ、頑張って」
優鞠は私の肩をぽんっと叩いた。
正直かなり気が重いけど、行かなかったら何言われるか分からないし、大人しく行くしかないなと諦めることにした。
「それより、早く朝餉食べに行こ?今日は仕事色々見て回るんでしょ」
「あ、そうだね、行こっか」
部屋を出て食事場へ向かった。