第17章 〜17〜
「これからも、聞きたいことが出来たら、色々聞いてもいい?」
「ああ、俺を呼びたい時は狼煙を上げてくれればすぐ駆けつける」
「狼煙……?うん……わかった(やり方わかんないけど………)」
「俺も定期的に顔を出すようにするよ。今日みたいな現れ方をするから驚かないでほしい」
「うん……そう言えば……」
「ん?」
「さっき、ある人の元で忍びをしてるって言ったよね」
「あぁ……」
「あの、川原で会った人?」
「……そう。あの銀髪の人。」
「あぁ、あの人……」
「……俺がこの時代に来た時、あの人が助けてくれて今の俺がある。だから感謝してるんだ。」
「へぇ……(そんな人には見えなかったけど……)」
私がそんな失礼な事を考えていたら、顔に出ていたのか佐助くんが苦笑いしながら聞いた。