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【HQ】繋がる縁の円

第19章 たまには女子だけで


何で月島くんなんだろう。
その答えは、りんさんにしか分からない事だと思うし。
そもそも、理由付けしなきゃならない事柄じゃない。

だから、他に気になった部分を突っ込んでみただけなんだけど。
私は、やはりどこかズレているようで。

「りら、それ、今聞く事?」

りんさん本人に、真顔で返されてしまった。

「分かってない顔してるね。流石はりらだ。」
「まぁ、そこがりらちゃんの良い部分だから。」
「皆、姉ちゃんに対して、甘過ぎだよ…。」

他の面々も、若干呆れている。

「変な質問でしたか。」
「いや、そこまで変ではない。でも、私、今は月島くんの何処が好きか分からなくなって、悩んでるのよ?
それなのに、突っ込むのが呼び方の事って…。」

私がズレているのは元からだ。
変な部分は教えて貰わないと分からない。

説明して貰っても、根本的な考え方が違うから理解出来ず…。

「何処が好きかって明確な答え、必要ですか。理由が無かったら、人を好きになっては駄目ですか。」
「…そんな事は、無いと思うけど…。」
「なら、結論として、一生を過ごす相手に月島くんを選んだ事実だけで良いと思います。
どうせ、それには答えが出ないなら、答えられるだろう質問をしただけです。」
「あぁ、そう。りららしくて何よりよ。」

淡々と持論を展開すると、納得はしてくれたけど。
質問には答えてくれる気が無いみたいで、話をずらされて終わった。
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