【名探偵コナン】【まじっく快斗】0時ジャストのシンデレラ。
第1章 12月24日。
さっきから盛り上がり続けて、
今はトランプで真剣勝負中だそうで。
オレと博士はちまちま片付けながら休憩中。
「じゃが、大丈夫かの?」
こそっと聞いてくるあたり。
「なにが?」
「効き目が夜中の12時までとなるとギリギリまで2人でおるじゃろ?
毛利くんが心配するじゃろうし、ほれ、キミが帰ってやらんとコナンくんのことを
どうごまかすんじゃ。」
あ。そっちなんだ、心配するの。
「大丈夫だよ。探偵事務所には誰もいないから。
今ごろリアクションに困ってるんじゃない?
妃さんと強制映画視聴してるから。オールナイトで。」
「・・どうやったんじゃ?」
「蘭ちゃんにもう一芝居うってもらったんだよ。
ベタな恋愛ストーリーだとバレるかもだから
あえてのアクションものチョイスで。
途中で帰ってくるってのも、多分ないかな。
妃さんも毛利さんも最近忙しそうだったから。
意外に寝てるかもよ?」
「その頭脳がもったいないの〜。」
「お褒めいただいてどーも。」
頭脳の使い方はこれが正しいと思うけどね?おにーさんは。
いっぱいはしゃいで、いっぱい騒いで。
おかげで全員ぐっすり。
そろそろ、オレも準備しないとね。
散らかった部屋は博士に任せて、
さてと、どうなってることやら。
「・・行くの?」
?
「ごめん、起こした?」
「寝てないわよ。」
・・・寝てた子ってなんで寝てないっていうんだろーねー。すごい疑問。
「・・・時間がたつのを忘れるだろ?シンデレラってさ。」