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【名探偵コナン】【まじっく快斗】0時ジャストのシンデレラ。

第1章 12月24日。


「いやぁ。
全力で走って行ったねー、青春ハンパないな。おい。」
「・・あの勢いなら間に合うでしょ。
私、もう寝るから。これ以上つきあってられない・・・

『メリー!!クリスマース!!』
パンパンパンと派手なクラッカーの音と共に
玄関が壊れそうな派手な登場をしたのは。
「よっ吉田さんに小嶋くん!?円谷くんまで!?
あなたたち!!どーして・・」
さっきまであんなに眠そうだったのに。ね?
「歩のママね、今日は遅くなるから博士のところに行ってもいいって!!」
「僕もです!みんな出かけちゃいました!」
「俺のとこはよ、とーちゃんがとっとと酔って寝ちまってよ、
だからとーちゃんの分もごちそう食ってきちまった!!」
下調べって大事だよねー。
ほんっと。
「あっははは!ひっかかったひっかかった!!
メリークリスマス、少年探偵団ってね。
しまった、今の顔写メればよかった。」
「ちょっと、博士っ・・・」
「メリー!クリスマース!!
サンタじゃぞーぃ!!」
今の間に博士は見事にサンタの衣装に変わっている。
ま。オレが早着替えさせたんだけど。
違和感なさすぎ。
「ちょっ、ちょっと!聞いてないわよ!?」
「言ったらサプライズじゃないでしょ。
はいはいはい。歩ちゃんと哀ちゃんは向こうで着替えてきなよ、
可愛いの買っといたから。歩ちゃん、そっちよろしく。
二人とも博士と一緒に飾り付け手伝って。」
はーい!
と元気よく返事が返ってきて、哀ちゃんはそのままの勢いで歩ちゃんに奥に引っ張っていかれてゆく。
隠していたごちそうを温めて、味見しようとする若干2名を止めて。
あ。メールきてる。
『ありがとうございます!!馬鹿っ!!!』
アドレスは蘭ちゃんから。
お礼なんだか、怒ってるんだか。
これが吹き出さずにいられるかっての。
「ニヤニヤしちゃって、
これで満足かしら?ペテン師さん?」
歩ちゃんとお揃いの赤いワンピース。
ブーツの形が違うくらい、うん。可愛い。
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