【名探偵コナン】【まじっく快斗】0時ジャストのシンデレラ。
第1章 12月24日。
「解毒剤の試作品。
わりといいものができたらしいよ?散々、テストにつきあったからね〜。
効き目はほぼ12時間ジャスト。副作用はだいぶおさえ気味。
途中できれるかどうかは・・さすがに保証はできません。
用法用量を守って正しく使ってクダサイ。
使えるのは一度きり。
・・今からなら待ち合わせの12時に間に合うよ。
その前に着替えとか持ってきてあげるから、
飲むのはその後。・・・今度は、ちゃんと行ってきますって言うんだよ?」
ああ。って、
聞こえた返事が涙声に聞こえたのはなかったことにしておいてあげるから。
博士はニコニコしながら全部見ていて、
コップに水を入れたりとか、
オレが用意しておいた『工藤新一』サイズの服を出してきて
サイズがあうといいのぉなんて言ってる。
確かに。
サイズの合わない服でデートもね。
そのあたりで、あっ!!とか言うから
「何事?」
今のところ、絶賛成功中だよ?
「俺、プレゼントなんて用意してねーぞ!?
コナンからのプレゼントは・・しまった、リクエストなんて聞かなきゃよかった!」
あー。はいはい。なるほどね。
「そんなの、キスでいいんじゃない?」