第1章 好奇心ってやつ (木兎光太郎)
『かーちゃんもいっしょに見学行ってみようぜ!』
「そうねぇ…お母さんも少し興味あるから行ってみようかしら」
『じゃあ明日、友達に見学いくって言うね!』
翌日、母は光太郎と一緒に梟谷バレー少年団の見学に行った
その少年団はかなりの強豪らしく、人数も多かった
母はこんな大人数の中で駄々っ子の光太郎が気持ちよくバレーできるのか心配になった
「光太郎、ここじゃなくて違う少年団は興味ない?」
『えー?!俺ここに入りたい!!!ここ強いんだぞ!!』
母の腕を揺さぶって駄々をこねる