Volleyball Boys 2《ハイキュー!!》
第17章 ★両片想い、実を結ぶ。:白布
そっと、優しい口付けが降ってくる。触れる唇から伝わる熱に浸る前に、先輩が挿入ってきた。
『い……っ!?』
予想以上の痛みが、今まで開かれたことのなかったソコを襲う。ぐぐっと白布先輩のモノが侵入、それを拒むかのように、わたしの秘部はきゅうっと縮こまった。
先輩が眉間にシワを寄せ、綺麗な顔を歪める。ずぷずぷと、奥へ奥へとソレが進む度、小さく開いた口からは声が漏れてしまう。
『っあ、あぅ、やぁ……っんん!』
「もう、少し…っ」
初めてなのにこんなのはしたない。もっと可愛い所を見て欲しいのに、もっと笑顔を見せたいのに。
やがて動き出した白布先輩。結合部からはぐちゅぐちゅと卑猥な音が漏れ、耳から体へと入り込んでは響くそれすらも、今のわたしには快楽への階段にすぎない。
お腹の奥の奥まで白布先輩が挿入ってきていて、ずんずんと突かれる度に、じん、と体の奥から何かが拡がってくるようで。その感覚に呑まれまいとすればするほど、どろどろと意識が蕩けていく。
『っはぁ、んっ、あっ、あぁっ、けんじろ…っ』
ほとんど無意識に、愛しい人の名を呼んだ。返ってきた「天草」という声は、少し掠れていて、それでいて甘く低く、わたしの鼓膜を揺らす。
頭の奥が、だんだん痺れたようになってきた。気持ちくて、白布先輩が近くて、熱くて、それ以外何も、何も考えられない。
『ああっ、んぅ、けんじろぉっ、はぁっ』
「やば、締めすぎ、だろ、っ!」
先輩の律動が少しずつ速くなり、わたしもいよいよ体の奥から何かが込み上げてきて、2人とも限界が近いことを悟った。
『んっ、く、ふうっ、あ、や、けんっじろ』
「天草、っ俺も、もうそろイク…っ」
『やっ、なんかきちゃっ、ふぁあぁっ!?』
先輩のモノがある1点を突いた瞬間、まるで雷のような刺激が脳天から足先までを駆け抜けた。きゅうんとお腹の奥が縮んで、びくんと体が跳ねる。そうして達したわたしのナカに、先輩はなおも自身埋め、
「イ、ク………っう、あ!」
と、喘ぎ、薄い膜越しに白濁を放った。朦朧とする意識の中、先輩が何度も名前を呼び、何度も髪を撫でてくれたのを感じる。つぅっと目尻から生理的な涙が伝い、やがて目を閉じると、意識は暗闇へとフェードアウトしていった。