Volleyball Boys 2《ハイキュー!!》
第16章 ★嫉妬心:瀬見
ぐぷぷぷ、と肉棒を進めれば、背中を反らせて天草が『ひぁっ』と声を上げた。そのまま奥まで挿れ、最奥をコツと突いたところで天草が体を捩る。
『せ、み……っそれ、やぁ……』
「気持ちぃ?」
『っあ、たまが、へんになりそ…』
恍惚とした表情でほぅっと息を吐く天草。唇にちゅうっと吸い付けば、キュンッとナカが締まった。
「キスで感じた?」
『ちがっ』
カアァと顔を赤らめる天草。それに気を良くした俺は、ゆっくりと肉棒を引き抜く。先端だけが挿入っている状況から、一気に突く。悲鳴に似た声が上がり、キュウゥッと締まる。イッた、か。
きゅうきゅうと締め付ける天草。中途半端に脱げたジャージが、堪らなくエロい。上気した白い肌も、必死にマットを掴んでいるのも、時折俺の名を口にするのも。全てが、愛おしい。
「手、背中、回せっ」
『あっ、く、ぅあっ、せ、みぃ……っん、ぁ』
天草の腕が背中に回され、ぎゅうっと俺を抱きしめる。両手を天草の顔の横に突き、天草を気持ち良くさせたい、俺が気持ち良くなりたい一心で動く。
『せみ、っあ、も、イク……っは、んぅ』
「俺、も、ヤバいわ……」
熱い。額に浮かび、頬を伝う汗が。吐息が。触れ合う肌が。熱くて、熱くて、このまま溶けて1つになってしまいそうな錯覚を覚える。
「あ、っくそ、来る……っ」
『え、たぁ、えぃた、っイっちゃ、あぁあっ!』
「っう、あ!」
キュウッと天草のナカが収縮するのと同時に、俺は白濁とした欲を薄い膜に吐き出した。ドクドクと自身が脈打つのを感じ、覆い被さるように天草の上に倒れ込んだ。
『…はぁ、疲れたねぇ……ふふ、ふふふっ』
「んで、笑ってんだ…?」
『瀬見はシた後、絶対こうするよなぁ、って思ったら、なんか可笑しくって』
こうする、って…あぁ、覆い被さることか。クスクスと笑い続ける天草に、なんとなくムッとする。
「るせぇ…///」
問答無用で天草の口を塞ぐ。行為の熱と余韻に浸りながら、俺は恋人とのキスに溺れていった。