Volleyball Boys 2《ハイキュー!!》
第16章 ★嫉妬心:瀬見
すっかり無抵抗になった天草。ジャージのズボンを膝下まで下げ、下着の隠すそこに触れる。クロッチ部分から指を淹れると、まだキスしかしていないのにそこは十分潤っていた。
「天草、感じた?」
『っひさ、びさだっ…ひゃうっ!?』
くぷ、と秘部に指を埋める。自分から発せられた声に照れたのか、天草は慌てて口を手の甲で塞ぐ。その手をそっと外し、指先にちうっと口付ける。
『せみ、っやぁ…だめ、ってば……っんん』
やだとか、だめとか呟く割にはちゃんと感じているらしく、時折甘い声が漏れ、ぴくんと体が動いている。
人差し指をずぷりと置くまで挿し込めば、一際大きく天草が啼いた。ふぅっと息を吐いて落ち着こうとしているようだが、ゆるゆると動く指から与えられる快感には成す術も無いよう。開きっぱなしになった口から、絶えず甘い吐息が溢れている。
『っあ、もどかし…も、ちょおだぃ?』
恍惚とした表情で天草が見上げる。ドクン、と心臓が脈打ち、一気に自身が張り詰めるのを感じた。こんな風に天草からおねだりしてくるのなんて初めてだったから、よけい、だ。
「どこに欲しいか言って」
『それ、は……恥ず、かしいよ…?』
「じゃあ、あげない」
ぢゅぷ、と指を引き抜く。切な気に天草が顔を歪めたかと思うと、俺の手を取り、濡れそぼったそこへそっと触れさせた。
『ここに、く、ださぃ……///』
「ごーかく」
ちゅっ、と唇にキスを落とし、ジャージのポケットからコンドームを取り出す。ズボンとパンツを下げて、誇張するソレに被せる。ぴと、と宛てがうと、天草の体が少し、強張る。
「怖いか?」
『うぅん。ただ、久し振りだから緊張してる』
「それは、俺も。ほら」
天草の右手を、俺の左胸に当てる。ドクドクと脈打つそれは、たぶん普段の2倍速だ。
「な?」
『そう、だね』
クスリと笑う天草に、もう一度キス。それからゆっくりと腰を落とし、自身を天草のナカへと埋めていった。