Volleyball Boys 2《ハイキュー!!》
第12章 ★あなたの温度:菅原
女の子の"初めて"は、すごく辛いと聞いた。だから優しく、痛くないように、なるべく星菜の負担が少ないようにしたいのに。手荒くなんて、したくないのに。
『っはぁ、ふ……こ、しさん……も、だいじょぶです、からぁ……っん、ぁ…ん』
どうして君は、俺を煽るんだ?
いや、煽りたいワケじゃないのは分かる。でもこの状況下、彼女にその気がなくとも、俺からしたらそれは煽ってるのと同じなのだ。
既に星菜を隠すものはない。胸に右手を、太股に左手を添え、敏感なところを避けるように愛撫していく。指先で、たぶんもどかしいくらいの弱い刺激。解してやらないと、後々星菜が辛い思いをするのだ。
『っも、いぃです……か、ら…っん、ぁ』
「うん、分かった。じゃあ、触るよ…?」
どこを、とは言わない。けど星菜は理解したらしく、頬を紅潮させてコクコク頷いた。
そっと触れた、秘められたそこ。一度指をなぞらせただけなのに、ぬるりとした液が指にまとわり付いている。乳首を弛く刺激しつつ、入り口の辺りをくちゅくちゅと弄る。
『っひゃ、あ……や、こぉし、さ……っん』
「ヤバ、直視できないんだけど……///」
ゆっくり、指を挿れる。濡れそぼったそこは指さえも侵入を拒み、キュウッと締め付ける。何度も何度も、一定のペースで動かしていると、ようやく解れてきた。
前戯の段階でくたりとする星菜。軽くイカせたら、今日はそれで終わりかな。そう思って指を引き抜くと、星菜が喘ぐ。
『こぉしさん、へーき、だから、っきて?』
「っ///」
最高にエロい状況の星菜。ごくりと生唾を呑み込み、それから髪を撫でる。
「星菜も辛いだろ?また今度な」
『や、です…それじゃ、こぉしさん、がっ、きもちく、ないじゃないですか』
「いや、でも」
『だいじょぶ、がまん、できます…っ』
「……嫌って言っても止めないからな」
満足そうに笑う星菜を、ぎゅっと抱きしめる。それから俺も服を脱ぎ、タンスからゴムを取り出す。自身に付けていると、視線を感じた。星菜が見詰めている。
『挿入る、かなぁ…?』
「ゆっくりやるからな」
こくん、頷く。ぴと、と宛がい、数回滑らせてから、先端部分から挿入を始めた。