第2章 なんで私...?
「じゃ、行こうか」
『え、っと…ちょ…
真顔で話しを進めないで下さいよっ!?』
ということがあって今に至る。
「奈々っていうの!?へーっ!いい名前だな!」
なんかミミズクみたいな頭だなぁ…
「オレ、ぼくと!よろしくな!!」
「一応コイツ主将なんだぜw俺木葉な~」
「コイツと絡むのメンドクセー時は
無視していいからな!w俺小見!」
そんなこんなで色々あって
『よろしくお願いします…』
男子バレー部のマネージャーになってしまいました…
「俺、副主将の赤葦。
一年生だよねよろしく」
横から急に声をかけられて驚いた
能面?と思うほどさっきから表情が変わらない
この人の表情筋どうなってるんだ…
あ、もとはといえばこの赤葦先輩と
ぶつかったことが原因だったような…すっかり忘れてた…
『あの、赤葦先輩…なんで私を
マネージャーにしy「練習再開ー!!」』
理由を聞こうと思ったら
木兎先輩の掛け声でかき消されてしまった
「あ、じゃあ後でね
色々説明とかあるから部活後残っといて
仕事内容は3年のマネージャーに聞いてね」
赤葦先輩はそう言い残しコートへ行ってしまった
まぁ、理由はどうあれバレー部楽しそうだからいっか…
後に
こんな軽い気持ちで入部してしまったのを
後悔することはまだ知る由もなかった