第4章 本当の顔
あれから、朝練が終わり
これから授業!
なのだが.......
『京治さん...京治さーん...』
木「あかーしどうするよー、ここに置いてく?」
『ダメですよ!』
木「ジョーダンだって~」
京治さんは私の膝で寝ています
10分前...
「んー、奈々~疲れた...」
『ドリンク飲みます?それともタオル要りますか?』
「ふふっ、なんかそれ...
奥さんみたいでいいね。」
『何ですか、奥さんって
京治さんと結婚した覚えはありませんよ』
「えー、いつかなって欲しいな~なんてね」
え、今ナチュラルにプロポーズされた?
「ねえ奈々、ここ座って」
『こ、ここですか?はい。』
体育館の隅に何故座れと?
もしかして説教?!
「うん、じゃあお休み。」
『お休み...?え!?京治さん!?』
京治さんは私の膝枕に
寝転ぶと秒で寝てしまった
木「どうするよ~、あかーし~起きろ~!」
さっきから木兎さんがユサユサと揺すっているが
全く起きる気配がない...
授業遅れちゃうんじゃないか?これ...
周りの部員の方たちがすごい見てる...
入部して2日目に副主将を膝枕する1年なんて印象悪い?!
今すぐ退きたいけど京治さん起きないし
どうしよう!
もー!起きてくださいーー!