第53章 降ってきた女
ついに三角巾は光を失った
女は俺の腕に……??
(あれ?軽い??)
三角巾は光を失っているのに女は軽かった
山崎
「やっぱ….この女………モノホンの天使!!?」
寝ているようでピクリともしない
何処と無く血色が悪い…
(か、勘弁してよ!!!
こんなん抱えながら屯所までの道中、
白い目で見られんじゃん!!勘違いされるじゃん!!!
し………仕方ない!!)
山崎→土方TEL
「もしもし俺ですけど。」
土方
「なにちんたらしてんだテメー!!」
山崎→土方TEL
「副長パトカー1台こっちに回してくれませんか?]
土方
「あ?」
山崎→土方TEL
「それが…ちょっと抱えながら連れて帰るのには
いろいろと問題がありまして……」
土方
「無理だ。」
山崎→土方TEL
「なんでてすか!!?」
土方
「今、全車、車検中だからな。」
( ´Д`)y━・~~
(車検!!?)
副長はそれだけ言うと勝手に電話を切った。