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真選組監察方山崎退と女中のラブストーリー

第52章 初めての尾行






シバタ
「クゥ〜ン」
訳→…疲れたよ……お腹空いたよ……お水飲みたいよ……







疲れてしまった俺は

一歩も動けなくなって立ち止まってしまった。







「ワンワンワンワン」
訳→どうしたの?坊や。














誰かが気安く俺に話しかけてきた。

どんな奴が声をかけてきたのか気になったから声がする方に振り向く









「ワンワンワンワン」
訳→こっちにきなさい坊や……






シバタ
「ワンワンワン!」
訳→ママ!?←疲れのせいでママに見えた







俺は犬小屋の入り口で横になりながら俺を呼ぶ

牝犬の元へ……

疲れてるから休みたいとか甘えたいとか

そういう気持ちで行ったんじゃない!

呼ばれたから行っただけだ。






☆以下全て訳☆

「どうしたの?坊や…ママは?」





シバタ
「…ボク…」





「………こっちにいらっしゃい…」





俺は不本意だけど横になっている牝犬の腹の辺りで腰をおろす。






シバタ
「ママみたいな匂いがする!!ママみたいにフワフワする!!」







「あらあら…実はおばさんね子供達を送り出したばかりなのよ…

だからママみたいな匂いがするのかもしれないわね。」







牝は何を考えてるのか分からないが、

俺の身体…尻まで丁寧に舐めまわしてくる。






(ママ!!!!!)







シバタ
「ママ……ママに会いたいよぉ………」




俺は久しぶりに母犬の温もりを思い出してしまった。






「あなたは勇敢な男の子よ、泣いたりしてはいけないわ。」







牝は俺を慰める






シバタ
「僕…勇敢な男の子だ!!!おばちゃん、僕そろそろ行くね!!」






俺は懐かしい温もりから立ち上がった。







「無理はしちゃだめよ」






シバタ
「うん!!!」






僕はおばちゃんの水を少し飲ませてもらうと、

また世界一の足の速さで父ちゃんを捜し始めた。











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