第52章 初めての尾行
★シバタストーリー★
シバタ
「フンフンフン…」
俺は匂いを追跡する。
どんどん進んだところで、
☆以下全て訳☆
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「にゃあんだい?あの子は」
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「ブッサイクな犬の赤ん坊だニャン」
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「いやいやよくみると可愛いニャン」
塀の上から数匹に悪口を言われているのに気付いた俺………
睨みつける。
((((;゚Д゚)))))))ブルブル
俺は震えてなんかいねーし、
股に尻尾なんて挟んでねーし
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「あらあら震えているニャン」
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「ほっといて速く集会に行きましょニャン」
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「でも…なんだかかわいそうニャン」
1番綺麗な白い猫だけが俺に優しい
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「なら…」
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「飼い猫様が面倒見て差し上げたら…クスクス…
私達はいくニャン」
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「…」
怖そうな黒猫と三毛猫は何処に行ってしまった。
俺は股にしまっていた尻尾を定位置に戻す。
(助かった!!っ…危なかったぜ!!)
"ぽと"
U・x・U!
塀の上から白猫が降りてきた。
白猫
「あなた…人間に飼われている子でしょう?
見れば分かるニャン….私と同じ首輪しているから…
早く帰りなさいニャン…」
シバタ
「でも僕…」
白猫
「ここら辺には怖い野良犬が多いニャン……
私が一緒について行ってあげるから帰りましょうニャン。」
俺は意地になって四つ脚をしっかりピーンとして直立する。
白猫
「ふふ…可愛いらしい子ニャンね。
私の名前は雪ニャン…ボクは?」
シバタ
「僕は……あの………シバタくん……です。」
雪
「あら!!もしかしてペスさんの隣に住んでるっていう
シバタくんニャン!?」
シバタ
「!……うん……」
(なんで奴を知ってんだよ!!)
雪
「ペスさんは優しい方よね…
私が日向ぼっこしても怒らないニャン…」
シバタ
「あいつ……いっつもボクを叱るんだ……」
雪
「あら?そうニャン??
私には可愛い仔犬が来て嬉しいって話してたニャンよ?」