第50章 ヘンゼルとグレーテルの手法
"シャカシャカシャカシャカ…"
私は驚いてその場に尻餅をついた。
程なくして私の悲鳴に驚いたシバタが寝室に駆けつけてくれた。
シバタ
「ワンワンワン!!」
小さい身体で私を守る為に必死に吠えている
男
「うっせーな!!!その馬鹿犬黙らせろ!女!」
(´⊙ω⊙`)
男は手に光る物を私達に向けて脅してきた。
みわ
「ば!!馬鹿犬!!?シバタは馬鹿犬なんかじゃありません!!!!」
愛犬を馬鹿にされて恐怖より腹が立つ。
シバタ
「ワンワンワン!!ワンワン!!」
シバタは全身で威嚇するも犯人はあまりシバタが怖くないのか、
堂々と押し入れから出てきた。
みわ
「結!繋!!!」
私は結と繋の元に急ぐ………
(子供達を守らなくちゃ…)
だけど……
!(´⊙ω⊙`)!
男は私の腕を掴んだ。
みわ
「離して!」
男
「見られたからには……」
私はシバタの方を見た。
するとシバタは私と一回目を合わせると
何事もなかったように軽快な歩きで寝室から出て行ってしまった。
みわ
「ちょっと!!シバター?シバタくん!!!どこ行くのーッ!!
ママいま大変なんだよーー!シバタ!!」
男
「やっぱり馬鹿犬じゃねーか。ハハハッ!!」
あんなに可愛がっていたのに、
薄情者のシバタを怨みながら結と繋を見ると………
_(┐「ε:)_「……………」_(:3 」∠)_
一連の騒動でいつの間にか起きて犯人と私を、
寝転がりながら眺めていた。
(…この犯人、手に何か持ってるし子供達になにするか分からない…)
男
「貰うもん貰ったらズラかろうと思ってたけどよ、
気が変わっちまった。」
みわ
「気が変わっちまったって…勝手に変わらないでください!
こっちにだっていろいろ都合とかあるんですから!!」
男
「お前の都合なんて関係ねーよ!!!馬鹿なのか!?
やっぱあの馬鹿犬、お前に似たんだな!」