第50章 ヘンゼルとグレーテルの手法
"ガタガタガタガタ"
私は押入れを開ける。
まず目に入ってきたのは押入れの上段
みわ
「綺麗…」
上段は退さんが綺麗にしてくれてるみたいで、
中は整頓されていた。
みわ
「!!」
そして…そこには…あの喧嘩の時に質屋に売ったと言っていた
ラケットが大切に保管されていた。
(質屋に売ってきた…なんて言ってたけど、
売ってなかったんだね…)
みわ
「…」
そんな嬉しいハプニングがあって、
また何か嬉しいハプニングがある事に期待して下段を覗く
(´⊙ω⊙`)
( ˙-˙ )
みわ
「きゃあーーーーっ!!!」
押し入れに見知らぬ男が体育座りをしながら私を見ていた。