第45章 伊達眼鏡 下
(何する気なんだ?)
俺は固唾を飲んで桜を観察する。
桜
「……」
自分の両手首ににメジャーを巻き付けピンと張る
"バンッ!!"
ピンと張ったメジャーで首元の刃物勢いよく払い落とす。
木字鬼
「!?」
山崎
「よし!!」
桜
「こんのやろーーーっ!!」
"ドスッ!バコッ!!!"
普段の桜からは想像できないくらいの
しっかりとした蹴りを木字鬼にお見舞いした。
木字鬼
「ゔっ!!!」
床に倒れる木字鬼
桜
「もう一丁!!!」
山崎
「おい桜!!やめろ!!!!」
桜
「なんでですか!!トドメささないと!!」
俺は木字鬼に近寄ると、
携帯していた手錠を木字鬼の腕にはめる。
山崎
「監察の役目は星から情報を聞き出す事だよ。
トドメさしてどうすんの。」
桜
「…………」
山崎
「ボサッとしてないで、救急車呼んで!!」
桜
「は、はい!!」
俺は急いで萎絵田さんの元へ行く