第10章 偵
みわ
「あ…いえ…その……」
(…なんかもうどうしたら良いか分からないよ……
ハッキリ聞いた方が良いかも知れない…
でもそんな事をして良いのだろうか?)
みわ
「あの……」
私は私の為に彼氏さんにハッキリ聞く事にした。
彼氏
「はい?」
みわ
「あの…実は私、カレンさんの同僚でして。
彼氏さんのうどん屋さんをお勧めされて来たんです。」
彼氏
「えっ!?そうなんですか!!
それとは気付かずサービスもしねぇーで、すんません!」
彼氏さんは私に軽く頭を下げた
みわ
「そ、そんな…す、凄く美味しかったです!来て良かったです。」
彼氏
「あ、ありがとうございます!!」
同僚だと告げた瞬間ぎこちなくなる彼氏さん。
(やってしまった…これじゃ…上手く聞き出せなくなって……)
彼氏
「…….あのっ!」
(´⊙ω⊙`)
みわ
「は、はい!なんでしょう?」
彼氏
「その…あの…最近カレンに会ってないし連絡も取れてないんです…。
元気にやってますか!?」
カウンターから身を乗り出して聞いてくる彼氏さん。
みわ
「はい!元気にしていますよ。」
彼氏
「そうですか…良かった……
会ってやりたい連絡してやりたいって思ってるんですが…」
(´⊙ω⊙`)
(おっ!これは!!す。凄い良い流れ…)
みわ
「……?」←何も分からないフリをする
彼氏
「もうすぐクリスマスでしょ?カレンにプレゼントする為に…
お恥ずかしいですが無理してしまって…
それでクリスマスまで無休で働いてるせいで、会ってやれないし、疲れて連絡もしてやれてないんです。
カレンのやつ、怒ってるでしょうね…あはは…」
(あ……なるほど……
でもそれなら女性と歩いてたって….なんで?)
みわ
「この前…貴方が…….そのカレンさんじゃない女性と歩いているのを
たまたま見ちゃったって子がいて…えとその…女中仲間なんですけどね!!」
(……)