第10章 偵
カレンさんから
教えてもらったことが書かれたメモを持って、
完璧な町娘に変装して(オフの日の普通の格好)、
いざ出陣!!
山崎
「あ、ちょ…佐藤さん!!」
玄関に向う途中、山崎さんに出逢った。
みわ
「山崎さん、こんにちわ。」
山崎
「あのさ、急なんだけど…」
みわ
「す、すみません!私いま…大切な任務中で……」
山崎
「任務中…?
ごめん、それならまた今度話すよ。
足止めしちゃったね、ごめん。」
みわ
「………わたし…絶対に!山崎さんの名にかけて真相を突き止めてきますっ!!」
山崎
「え?」
みわ
「それじゃあ……行ってきますっ!」
私は力強く止めた歩みを動かす。
(カレンさん…待っててね。)
山崎
「…………」