第10章 偵
屯所から出ると、
まずはカレンさんの彼氏さんが働いているという
うどん屋の前にきた。
みわ
「よし……入ろう…」
私は傘を畳み、
外の傘立てに入れると
客になりきって入った。
(なんだろう…なんかドキドキするっ!)
「らっしゃい!!」
(´⊙ω⊙`)
(あっ!いた!!)
深緑の髪を束ねて一本縛りで男前…
(間違いない!ターゲットだ!)
1人できりもりをしていた。
彼氏
「お一人様ですね、カウンター席にどうぞ!」
みわ
「はい。」
私は一番端のカウンター席に座る。
彼氏
「御注文は?」
メニュー表を見る。
みわ
「山かけうどんで…」
少しでも長く店に居たいので、
食べにくそうな商品を選んだ。
彼氏
「あいよ!」
私の注文を聞くとテキパキと作り始めた。