第9章 君と一緒に………
私たちは
何度も何度もキスを繰り返す…
愛してると相手に伝わるように…
言葉に出来ない気持ちのすべてを
うまく伝えることが出来ない
気持ちのすべてを伝えたいと願うから…
でもふと現実に戻ると
いつも側にいてくれた
二人の顔が目の前に浮かんでくる……
「私………二人に謝らなきゃ……
たくさん私を支えてくれて…
いつも側にいて助けてくれたのに…
私自分のことでいっぱいいっぱいで…
何も返せてない………」
安「あのな…?
すばるくんも亮も…
まいが思ってるよりもずっとたくさん
まいのことが大好きなんやで…?
見返りを求めてるわけじゃなく
ただ…笑っててほしいだけやねんで…?」
「でも…私は………」
安「もう自分のこと責めるんは終わりにしよ?
ちゃんと話せばきっと
分かってくれるから………」
「うん……………………。」
二人からもらった
たくさんの笑顔は
章大を信じられなくて
不安に押し潰されそうな私を
毎日救ってくれた…………
そんな二人のために私が出来ることは
二人からもらった倍の笑顔を
二人に届けることなのかもしれない……