第9章 君と一緒に………
今になってやっと…
なにも言えなかった章大の苦しさが
理解することが出きた…
一人ですべて抱え込んで
誰にも何も言えなくて
章大はどんなに苦しかったんだろう…?
私には信じてくれるみんなが
側にいてくれる二人がいてくれたけど
章大はずっとひとりぼっちだったんだ…
そう思うと
信じるなんて口では言いながら
信じきることが出来ずに
逃げ出そうとした自分が
情けなくなる………
「ごめんね…………?
最後まで信じてあげられなくて……
ずっと一人で苦しかったよね…………?」
そう言って涙が零れ落ちる
章大のほっぺたに手を伸ばすと…
安「そんなんええよ…
ただまいが俺の側におってくれたら
それだけでええ………」
私の手に自分の手を重ねて
私の大好きな笑顔を私に向けてくれる…
側にいられることが
笑顔が見られることが
好きだと言えることが
すごくすごく嬉しくて
「うん…ずっと側にいる……
章大が大好きだから…
私も…章大じゃなきゃダメだから…
嫌だって言っても
ずっとずっと…
章大の側にいるよ(笑)?」
私たちは見つめあいキスをした…
涙の味がする少ししょっぱくて
とても優しいキスを……………