• テキストサイズ

しあわせのかたち

第8章 守られる日々


狭い布団の中

静かに目を閉じると…


側にいてくれる人の温もりを感じて

守られているような気がして…



とても久しぶりに

なんの夢も見ることなく

静かに眠ることが出来た…




ただ朝目覚めると

いつの間にか帰って来ていた錦戸さんが

なぜか私の布団に潜り込んできていて


なぜだか狭い布団にぎゅうぎゅう詰めで

三人で寝ているという

不思議な光景が広がっていた(笑)



二人を起こさないよう

こっそりと布団から抜け出し


気持ちよさそうに眠る二人を見つめながら

ため息をつく…



もういい加減


この甘くて優しすぎる生活から

抜けださなくちゃいけない…



いつまでも二人に甘え続け

守られてばかりはいられないから



朝ごはんの用意をし

仲良く眠る二人を起こし

一緒にテーブルを囲む…



この幸せな夢から

目覚める時間がきたんだ……
/ 104ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp