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しあわせのかたち

第8章 守られる日々


いままでの毎日に戻るだけ…


それだけなのに

こんなにも

手放すことが名残惜しい。



それはきっと二人と一緒にいると

いつも笑っていられて楽しくて


一人じゃないことに救われるから…


「あの…二人とも

今日仕事は何時までですか?」



すばる「俺はそんな遅ならんけど…亮は…?」


亮「俺も早いと思うけど…?」



「じゃあ…今日は

みんなでお別れパーティーしましょう(笑)」



すばる「それはどういう意味なん?」



「……二人にいつまでもここにいられたら

私が迷惑なんです。

部屋は狭いし…落ち着かないし…

いい加減自分の家に帰って下さい!


だから最後にお別れパーティーを……」



亮「それは…まいちゃんの本心なん…?

俺らがおったら迷惑……?

それってただ逃げたいだけちゃうの?


俺らとおんのが心地よくて

甘えてる自分が許されへんだけやろ…?」




「それは……………」




亮「俺は一緒におりたいよ…?

まいちゃんの側にずっとおりたい…………」
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