第7章 君のために出来ること
まいside
なんでだろう…?
朝あったばかりなのに
もうみんなに会いたくて
寂しくて仕方がない…
私ってやつは
ほんとに弱虫でダメダメだなぁ(笑)
寂しさを少しでも吹き飛ばしたくて
みんなのライヴDVDをテレビから大音量で流し
見ていたら
楽しい思い出のはずなのに
また涙が溢れてくる…
毎日毎日泣いてばかりで
ほんと自分が嫌になる
いつになったら
痛みや悲しみに慣れて
涙は出なくなるんだろ……?
そんなことを考え
体を小さく丸めてうずくまっていると
不意に玄関からインターホンを鳴らす
音が聞こえてくる…
頬を流れていた涙をごしごしと力任せに拭い
玄関の扉を少し開くとそこには
不機嫌に私を見つめる
渋谷さんと錦戸さんがいて……
「二人そろってどうしたんですか…?」
驚いてそう言った私に
さらに不機嫌な顔をして
二人は喋り始める…
すばる「まいが勝手なことばっかり
するからや!何してんねんお前は!?」
亮「ほんまやで…?
一人で悩むなって俺昨日も言うたのに…」
すばる「そうやぞ…っておい待て?
昨日もって何?
お前ら昨日も二人で会ってたんか!?」
亮「いや…そこはさらっと流しとこ?
気にしたらあかんとこやってすばるくん(笑)」
すばる「亮…ぬけがけはあかんよ((涙)?」
そんな二人のやり取りを聞いてたら
悩んでたことも寂しかったことも
どこかに消え去って…
「何なんですか二人とも…
うちにコントしに来たんですか(笑)?」
いつの間にか私はまた笑顔になっていた………