第6章 強くて弱い心
二人をテレビ局に送り届けたあと
私は事務所に車を走らせた…
私が出したある決断ををつたえるために。
それは…
雑用係をやめること
私のせいで
みんなの仲を悪くするようなことは
したくない……
これが大好きなみんなのために出来る
唯一のことだと思ったから…
だから今…
事務所の一室でマネージャーと向かい合い
仕事を辞めたいと伝えた…
マネージャー「理由は………?」
「あります。
でもそれは
口に出して説明することか出来ません…(笑)
勝手なことを言って
申し訳ないと思ってます………」
マネージャー「分かった……けど…
まい…簡単に辞めるとか言うな…。
お前今まで一生懸命やってきたやんか?
どうしても今雑用係が続けられないなら
少しの間休んだらどうや…?
お前がまた戻ってきたくなるまで
俺たちは待ってるから…
あいつらにも…
お前は必要やと思うぞ……?」
「……ありがとうございます。
こんな私を必要だと言ってくれて…。
そう思ってくれるなら…
私絶対戻ってきます!
だからそれまでみんなのこと
よろしくお願いします。」
マネージャー「お前に言われんでも
ちゃんとするわ(笑)」
「ですよね(笑)
ほんと私はみんなに助けられて
ばっかりですね…(笑)」
マネージャー…
みんな…
ほんとにありがとう………。
またここに戻ってこられたら
今まで以上に
もっともっとがんばります…………
だからその日まで
絶対にここで輝き続けててくださいね?