第5章 幸せの絶頂?
まいside
次の日の仕事場でも
章大は私と目を合わそうともしなくて…
言い訳一つしてくれないこの状況で
錦戸さんや渋谷さんから向けられる
心配そうに私を見つめる視線は
私にとって重荷でしかなかった…
村上「もう…またか………
何でお前らはこうも楽屋の空気を
重たくすをねん(笑)
今度は何があったんや…?
安が浮気でもしたんか(笑)?」
すばる「ひな…今はあかんよ…?
それ全然冗談になってないから……」
村上「え…なんで(笑)?
え…もしかしてほんまに…浮気………?」
安「あ……」
「違います…違いますから……
ただの痴話喧嘩というか…そんな感じです(笑)
なんか心配かけてすいません……(笑)」
私は……
章大の言葉を遮って
村上さんに頭を下げた…
理由を知りたいと切に思いながらも
終止符を打たれることが
怖かったから……
そんな情けなくて弱虫な私は
痛すぎる現実から
目を閉じて耳を塞いで
逃げ出したかったんだ……………