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しあわせのかたち

第5章 幸せの絶頂?


安田side

まいが帰ったあと…


亮とすばるくんと三人で

戻ってきた部屋のなかは


さっきまでの幸せな時間が嘘みたいに

重苦しい空気が漂ってた…



すばる「だから…はよ説明して…?

なんか訳があるんやろ?」



「ごめん……

今は…何も聞かんといて……?

ちゃんと自分で何とかするから……」



亮「俺らにも言われへんてこと…?


俺らは別にええよ?

お前が誰と何しようと関係ない…


でもまいちゃんは……?


あれだけ大騒ぎしてまいちゃん

自分のものにしといて…

それをお前が傷付けんの…?


お前があの女にキスしてるとこみた

まいちゃんの顔……


あんな顔さすぐらいなら

最初からまいちゃんに手出すなよ!?」




痛い…………


痛すぎて感覚が麻痺するぐらいに…………



一番傷つけたくない人を

傷つけた…



それってこんなにも

痛みを伴うんやな………(笑)




俺だって今すぐ

まいの所に走って行ってやりたいよ?


そう出来たらどんなにええか…



でも俺は今…


そんな感情を必死に押さえ込んで

我慢してる。




だってこれが………


まいをこれ以上傷つけないために

俺が出来るたった1つのことやから……
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