第5章 幸せの絶頂?
少しして電話を切って
戻ってきた章大は
安「ごめん…あの…
今友達が下に来てるみたいで…
少しだけ話しに行ってくるわ(笑)」
早口にそう言うと
近くにあった上着を羽織り
足早に部屋を出ていってしまう…
何だろう…?
どうしても胸騒ぎが消えてくれない…
誰からの電話だったんだろう…?
本当にただの友達なのかな…?
そんな不安に
押し潰されそうになっていると
錦戸「まいちゃん…章ちゃんのこと
気になってるんやろ?
まいちゃんは彼女なんやから
遠慮せずに聞いたらええのに…(笑)
そんなに心配なら
ちょっとだけ覗きに行ってみる…(笑)?」
なんて…
悪魔の囁きが聞こえてきて…(涙)
私は不安のあまり
その悪甘い魔の囁きに
飛び付いてしまった…