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しあわせのかたち

第3章 交差する想い


一時間後

私は村上さんのマンションな駐車場に着き

車の中で村上さんが来るのを待った…



村上「わざわざすまんなぁ(笑)」


そんな明るい声と一緒に

車に乗り込んだ村上さんは



私がたどたどしく話す言葉を

何も言わずただ黙って頷きながら

聞いてくれた……



私の話を聞き終わったあと

村上さんは一つ大きなため息をついて…



村上「ほんまに安のやつは…

一回しめたらなあかんなぁ…。

自分のことばっかりで

回りが全然見えてない!

俺がちゃんと怒っとくから

心配せんでええ………(笑)


あとは…………


お前自身のことやな………。


もういっそのこと

我慢すんのやめたらどうや?

安に好きやって言うてやったらええよ(笑)」



「でも………それじゃあ………」


村上「仕事のこととか…

俺らのことは大丈夫や!


事務所にバレへんように

みんなでサポートするし…


何よりまいが笑とかんと

あいつらのテンションが下がって

その方が大問題や(笑)


なぁ…まい………?

どうなるかわからん先のこと考えて

足止めるより…

思いきって前に進んでみようや?


もしそれで壁にぶつかったときは

みんなでまた乗り越えたらええ…


俺らは仲間なんやから……」



そう言って笑顔で私の頭を撫でると


村上さんはスマホを手に取り


誰かに電話をかけ始める……




村上「おぅ…俺やけど…

今すぐ俺のマンションの駐車場まで来い。

来んかったら…

お前の大好きなまい

俺がもらうぞ(笑)?」



そんな驚くべき村上さんの言葉に


「まさか…今の…安田さんに………?」


そう言って村上さんを見つめると…



村上「それは来てからのお楽しみや(笑)」



なんて……


八重歯を光らせにんまりと笑った………
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