第3章 交差する想い
コール音が聞こえる……
朝早いからまだ寝てるのかもしれないなぁ…
そんなことをぼんやりと考えていると
プツリとコール音が消え
「もしもし……?」
少し眠そうな声が聞こえてくる…
「朝…早くに…すいま…せん……」
村上「そんなんはかまへんけど…
なんや…泣いてんのか…?
どうしたんや……?」
「私…もう無理かも…しれま…せん…
仕事も…続け…られな…いかも………」
村上「……安となんかあったんか……?」
「私…頑張った…んですよ……?
必死に自分の気持ち…隠しました…
でも…もう無理です……
限界…です……」
村上「まい…今からちょっと出てこい…
話しはそれからにしよ……?
顔みてちゃんと話しようや?」