第3章 交差する想い
次の日から私は
みんなのためにいつも以上に笑顔で
仕事に打ち込んだ…
「大倉さん…そろそろ起きてください!?
もうすぐ本番ですよ?
錦戸さん…ちょっと顔が恐いです(笑)
はい…笑って笑って(笑)
じゃあみなさん頑張ってきて下さい!!」
村上「ん…ほんなら行ってくるから…
まいは少し休めよ?無理はあかんからな?」
「はい!いってらっしゃい(笑)」
みんなを送り出したあと
一人で楽屋にいると
ついよけいなことを考えてしまう……
今日もまた安田さんと喋れなかったなぁ…
目も合わせてくれなかったなぁ…
もう何日
大好きなあの笑顔を見てないんだろう…?
今はまだ安田さんを見ると
ズキズキと胸が痛むけど
でもきっと
少しずつ時間が解決してくれる………
そう信じることしか
今の私には出来ないから…