• テキストサイズ

しあわせのかたち

第2章 伝わらない想い


安田side


"俺の側で笑ってて欲しい…"


そう苦しいぐらい願ってるのに


抱きしめた腕の中で

まいちゃんは悲しそうに泣いていて…


もうどうしたらいいんか

分からなくなる…



「…分かったから…

お願いやから…もう泣かんといて………?


好きな子に泣かれるんは

辛すぎるわ…(笑)



そんなに辛くて苦しいなら…

今まで通りでいい…

特別じゃなくてもいい…


だからもう…苦しまんといて?」



そう言って…

きつく抱きしめていたまいちゃんを離すと



まい「安田さん…………?」



俺を呼ぶまいちゃんの声が聞こえる…



でも………


「ごめん…俺先にかえるわ(笑)

みんなにも謝っといてな………?」



今振り返ったら

またまいちゃんを抱きしめてしまいそうで




俺はその場から

走って逃げ出した………………
/ 104ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp