第9章 君と一緒に………
安「もう待たれへんよ………
だって今日までずっと我慢してたんやもん(笑)
まいに会いたいのも…
まいを抱き締めたいのも…。
会えんかった時も
毎日ずっとまいのこと考えてた……
ずっとずっとまいのことだけ
考えてたよ…………?」
目の前5㎝の距離で私を見つめる章大の顔は
笑っているのに今にも泣き出しそうで
私はぎゅっと章大の体を抱きしめて…
「そんな顔しないでよ…
ほんとずるい…(笑)
私もずっと章大のことだけ考えてたよ…?
会いたくて会いたくて
変になりそうだった……
だからいいよ………
私にもっと近付いても……
章大の全部私が受け止めるから………」
そう言って
章大のほっぺたにキスをした……
驚いたように少し赤く染まったほっぺたが
かわいくてぷにぷにと指で押して
遊んでいると…
安「もう…あかん(笑)
今からは大人の時間な…………?」
そんな言葉と一緒に
唇と唇が重なって……
甘くて苦くて濃密な
口では表せないほどの
それはそれは甘美な大人な時間を
二人で一緒に味わったんだ…………(笑)