第9章 君と一緒に………
そしてそして………
渋谷さんと錦戸さんが居なくなって
章大と二人残された部屋の中…
なんだか久しぶりすぎて
ドキドキしてしまう……(涙)
後片付けのためにキッチンに向かおうと
立ち上がろうとした瞬間
章大に引き寄せられ
体はぽすりと音をたて章大の腕の中に
抱き締められる……
「ど…どうしたの………?」
なんてあわてふためく私をよそに章大は
安「後片付けは明日しよ………?
今は何より…
二人の時間が大切やと思いませんか…?」
なんて
少し低くて甘い声で耳元で囁く……
「うわ…!!
私が章大の声に弱いって知ってて
今のわざとでしょ……?」
安「何言うてんの…(笑)?
俺はただもう夜も遅いから
小声で喋ってるだけやんか(笑)?」
そんな笑顔と言葉とは裏腹に
耳に響く甘い声や首筋に落ちるキスに
「章大…ちょっと…待って…(汗)!」
慌てて体を押し戻そうとすると
章大は逆にそんな私の体を押し倒した……