第12章 奪われた幸せ
サイド
「んっ…」
体が上下に動いてる…誰?
この背中…懐かしい。
銀時「おっ、起きたか?」
「銀時?」
銀時「悪かったな…守ってやれなくて」
「ううん…銀時が助けれなかった時は、いつも晋助と小太郎が助けてくれた…今回は晋助だけだったけど。」
銀時「あの後…高杉のヤローがとアキラ連れて万事屋に顔だしてな…真選組は用意された船で戻って着たらしい…」
「トシたちにバレなかったの?」
銀時「アキラが連れてくから先行ってろって言ったらしいぞ、」
「そっか、よかった…でも私何にも覚えてないんだよね?晋助がやっつけてくれたのかな?」
銀時「そーなんじゃねーの?俺ぁ知らね」
「今日私お店行かなきゃ、いっぱいやすんじゃったから、」
銀時「今日くらい休め」
「やーだ、行くからね?」
銀時「じゃあ今日は神楽も、新八も連れてくか、どうせゴリラたちも来るんだろ?」
「多分?いつからか毎日来るようになったよ?」
銀時「ったく、あいつら人様が収めてる税金で給料もらってくせになにキャバクラに使ってんだ」
「でも、私たちそのお金で売り上げすごいもん」
銀時「あーー、やだやだ」
「ふふっ笑」
夕暮れ…オレンジ色に輝く江戸の町に夕陽に照らされてできた2つの影…昔にはよくあった光景…今でも続いてるね。