第10章 バラバラになっても…
サイドなし
新八が玄関へ向かいドアを開けると…
そこには女の子が立っていた。
新八「依頼ですか?」
女「いいえ。こちらにという名の女はおられますか?」
その女は新八よりも年が上で銀時と同い年くらいの女。
その顔は布か何かで隠されており着物も布で覆われている。
新八「貴方は?」
女「あなたに名乗るような名はございません。
はおられるのかいないのか。」
新八「いないと答えたら?」
女「この家を吹き飛ばしてでも探します。」
銀時「いやー。それは困るねぇ…この家飛ばされたら俺の住む場所がなくなるから」
新八「銀さん!」
銀時「はいる…何の用だ」
女「連れてこい。というだけの命令ですので」
女は布のマントのような中から手を出し、催眠スプレーで銀時と新八を眠らせた。
女は土足で部屋に上がると神楽と定春がの前で構えていた。
女「ここの家は狭い。
帰りましょう…姫、私たちの国へ」
「姫?何を言ってるかわからない」
神楽「が姫?笑わせるアル…は江戸で育った江戸っ子で…万事屋で働くわたしの姉御的存在のアル!」
女「小娘、姫をそんな風に呼ぶな。姫が汚れる。
姫…どうしても来ない。というならこちらにも方法はいくつかあります。
つい先ほど見回りをしていた真選組の局長、近藤勲…一番隊隊長、沖田総悟、その右腕アキラ…を捉えさせていただきました。」
「なにがしたいの?」
女「ただ…私たちの元へ来て助けてほしいだけでございます。私は…私たちの国を…」
「神楽…ちょっと待ってて…行ってくるね?」
神楽「だめアル!が行ったら…いやアル!」
女「暴走されないように一応拘束させてもらいます」
女はに手錠、足枷をつけるとを気絶させ担いで出て行った。