第27章 朝起きたら猫がいました。
「ちょっ!暴れないで!」
玄関先で見つけた猫…白猫のシンボルである綺麗な毛並みがすこし茶色く汚れてた…多分玄関先を掃除なんてしてないだろうからホコリやドロとかで汚れちゃったんだろうな…
こんな白い綺麗な毛並なのに汚れていては勿体無いと思って一緒にお風呂に入ることにした。
お風呂に入るといきなり暴れだした猫。
あー、猫ってお風呂にがてだったっけ??
そんなことを思いながらも手を濡らして猫に触る
「ほーら、怖くないよー」
猫に水を慣らしてあげようと思って少しずつ体を濡らしていく。
猫が大人しくなったら抱き上げて私の膝の上に乗せる。
少しずつ少しずつ洗って、最後には水で洗い流して終了。
「体拭こっか!」
あ、タオル出すの忘れてた。
私がタンスに入ってるタオルを出してると後ろの方でボンッと言う効果音が聞こえた
「へ?」
なんだと思って振り返るとそこには髪の毛を濡らした銀時…
「へ?え?」
訳が分からなくなっていると銀時は私の耳元でこう言ったんだ、
銀時「…シャンプーありがとなー」
って…意地悪な顔してまた…そう言ったんだ。
え、え、
な、な、
「なんでぇぇえええ!」
銀時「起きたら猫になってたんだって!
いやー、焦るよね」
なんてのんきなことを言いながらパンツを履いて私の手からタオルを取って髪をガシガシと拭く。
浴室から出たく時に私の右肩に赤い花びらを残す銀時…
…キスマークつけるの関係なくない?
そう思いながらも私も自分の体を拭いて着物に着替える。
銀時が猫化する2回めのお話はすぐに幕を閉じた