第23章 銀時の赤ちゃん騒動
サイド
さっきから似蔵って人動いてこない。
「じゃあ、私から行くねっ!」
私は地面を蹴って自分の間合いへと移動した
この距離が相手とのベストの距離。
似蔵「ん〜…流れが変わった」
「?!」
似蔵は私の位置がわかってる…確実に私の方へと刀を振りかざした
「これ結構時間かかるかも…」
似蔵は自分の番だと言わんばかりの攻撃。
休む暇を与えないかのような動き…
「っつ…」
似蔵「血の匂い…どっか切れたな」
「案外すごいね」
似蔵「目が見えなくても人からはできるってことだな」
似蔵は私に番を与えないように攻撃を続ける。
似蔵「俺には光が見える。
景色が見えない代わりに相手の感情の色が見えるんだ
今まで斬ってきた奴らは白から黒…日常が白だとしたら絶望は黒だな…俺が家族か誰かを斬るととたんに残された家族の色は黒に変わる…それが快感でね」
「きっしょい趣味」
似蔵「だがお前は変わらない。
だから変わるまで殺さない…黒に変わった瞬間絶望と共に死ね」
似蔵が今までよりも大きく刀を振り上げるとほれをなんのためらいもなく振りかざした