第21章 死の覚悟
サイドなし
どれくらい続いただろう。
晋助もアキラも息は上がっているのにまだ続けたい。
と言う顔をしている。
アキラ「久しぶりだな…こんな本格的に演技するなんて」
晋助「あぁ、ちったぁー腕が鈍ってんじゃねぇかと思ったが…鈍ってねぇようで安心した」
アキラ「鈍るわけないだろ?これでもを守らないといけないから…鈍ってたら守れない」
晋助「…懐かしいな。」
アキラ「会ったんじゃないのか?
前に話してたぞ」
晋助「少しだけだ…には世話になってるからな」
アキラ「…晋助たちなら安心だよ、昔…人間に親を殺されたのに人間にここまで心を開き直してくれるとは思ってなかったから…銀時も、晋助も、小太郎も…みんなに感謝してる…ここはいい所だよ」
晋助「まぁ、俺が壊す…この腐った世界を」
アキラ「…あぁ。
別にここはいい所だと思う…だけど…俺も幕府は気に入らない…なんでだろうな…真選組はいい奴ばっかりなのに…」
晋助「が小さい頃言ってた…『この世界は人が人を殺す世界…弱い者は強い者に負ける…残酷な世界…』ってよ」
アキラ「…がそんなこと…言ったのか?」
晋助「あぁ…あいつは今どう思ってんのか…この世界を」
アキラ「少なくとも退屈ではないだろうな…晋助たちかいて楽しいって言ってたし」
晋助「そーか…また会いにいくって言っとけ」
アキラ「言っとくよ…またな」
晋助「あぁ」
晋助たちは少し話をすると刀を収めそれぞれ違う方向へ歩いて行った
2人は知らない…
2人がこうやって演技をやめて帰るのはの話をしてからだって言うことを…が『そろそろ帰る!』って止めてあげてるのかも…