第5章 愛しい君
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帰っておかゆを作る。
まおは冷えピタを貼って、ベッドで横になりながらボリュームのあるクッションを抱きしめてる。
「おかゆ何がいー?色々あるけど!」
「…うめ…」
「おう!待ってろ!」
具合悪そうだな…さっさと作ってやって寝せてやるか。鮭を焼きながら一緒の梅おかゆを作る。
「…あれ?光太郎もおかゆ…?」
「久々に食いたくなった!野菜は今日使う予定だったやつ適当にサラダにするから、食えるなら食え!」
「んー…サラダは今日いいかも…ゼリーちゅうちゅうしたい…」
ちゅうちゅうっていい方が可愛すぎて思わず抱きしめたら、風邪うつる!やめて!って言われた!ひどい!!!
まだ8時頃だけど、おかゆも少し食べて、薬も飲んだからか、スー、スー、と規則正しい寝息が聞こえる。
明日には元気になりそうだな!良かった良かった!
ある程度片付けも終えて、1人だと広いソファに腰掛けて、テレビを見る。そろそろ眠いし、寝ようとベッドにいったら、暑かったのかまおが汗をかいて寝てて、またぶり返すから拭いてやろうと思った。
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