第26章 2桁から1桁の世界
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光太郎の体温が心地よくて簡単に睡魔がやって来る。
隣では相変わらず定期的な寝息が聞こえてきた。
よし、寝よう。
目を閉じて、次に見た時間は 9:27 の数字。
まだ気持ち少し早いけど、これ以上寝たら絶対起きられない。
ベッドから出て朝ごはんを作る。
冷蔵庫にあった卵とウインナーを炒める。
その間に食パンをトーストに入れる。
チン、と食パンが焼けた音がする。
カリカリに焼けた食パンにマーガリンを塗る瞬間って結構好き。
そんな時、光太郎の携帯が鳴って光太郎が唸りながら電話を出る。
あー、はい、はい、ヘーイ…
なんてだるそうな声…誰と話してるんだろう。
電話を切って、もそもそしながらもベッドから出てきた。
「おはよう、電話どうしたの?」
「んー…今日休みって。シフト間違ったんだとさ」
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