第26章 2桁から1桁の世界
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こういう時、エアコンは何度にすれば良いんだろう。
低過ぎるとつけてる意味がないし、高過ぎると空気が余計乾燥する(気がする)。
17°C…くらいが丁度いいかな。
マグカップに茶葉とお湯を入れてから、エアコンのリモコンを動かす。
熱いので、ふーふーと冷ましながら一口飲み込む。
喉を伝って、胃に落ちる感覚。
自分の体温と真逆のものを口にした時の感覚って、結構好き。
少しして、身体も部屋も暖まったので、エアコンを消し、ベッドにリターン。
そうしたらモソモソと光太郎が動いた。
あ、目が合った。
「………どこいってたの?」
「寒くてお茶飲んでた」
「んー……」
「ごめん、起こしちゃったね」
「別に…隣にいないから…寂しかった…」
胸がときめくってこう言う事だろう。
寝ぼけ眼でそんな事を言われたら、大体の人はイチコロだと思うんだ。
光太郎が寝起き弱いのを合宿とかで他のマネ達に知られなくて本当に良かった。
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