第23章 もしもの話し
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「俺〜、アイツの欲しいって言ったモン、全部買ってやったんだぜ~?
あんまりシたくないって言われたからあっちからモーション掛かんなきゃシなかったらし…
返信は10分以内って…言われた事も守ったのになんで振られなきゃいけねえんだよ~…」
ホントはラーメンとかそんな話しだったんだけど、木葉くんがどうしても酒を飲みたいって事で居酒屋。
席に着くや否やがぶがぶ飲んで、今じゃすっかり潰れて溜まっていた鬱憤を爆発させてる。
こんな木葉くん、初めてみた。
それは光太郎も同じだった様で、若干引き気味に木葉くんを見る。
「な~木兎~~…俺なんか間違ってるか~?」
「…相手に尽くすだけが愛じゃなくね?」
ビールを1口飲んで、また光太郎が口を開く。
「そこまでしないと不安だったんなら別れて正解だろ、気が気じゃねぇし」
「…木兎はいいよな、一途な彼女がいてよお」
「まあな!だってまおが俺の事好きなの知ってるし。でも俺だってヤキモチ焼くし、そこはお互い様だろ」
…私、いるの忘れてないよね?
結構恥ずかしいんだけど。
木葉くんは何となく面食らったのか、落ち着いたみたいでゆっくりお酒を喉に流す。
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