第23章 もしもの話し
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「木葉くん、彼女と別れたの?」
思わず聞いてしまった。
その瞬間、木葉くんが泣きそうな顔をして何故か光太郎に抱きついた。
光太郎は光太郎でビックリしたのか、木葉くんを引っぺはがした。
「酷い!お前ら酷い!人が不幸になってるのに!友達不幸者だ!」
支離滅裂だし…
多分振られたんだなー…じゃなきゃこんな反応しないよね。
俺が振ったんだしー!みたいなノリだったと思うけど、今回はよっぽど思いつめてるみたいね。
「…木葉、この後暇ならメシ行かね?奢るし、話聞くわ」
光太郎の機転で、場が丸く収まった。
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